L Change the WorLd

公開初日に観に行くだなんて俺もデスノート好きだなぁ。いや、別にそんなに原作信者ではないですが。

まぁ、それはともかくこの映画を観ている間中ずっと「デスノートってのはなんぞや」「スピンオフってのはなんぞや」ってのをずっと考えていました。なんというかLじゃなくってもいいじゃんって思いましたし、別にLらしさがでていたとも思えませんし、いったいこの作品はなんだったのかなぁと。よく原作レイプっていったりしますけども、この作品見ていて思ったのはキャラクターレイプって言葉ですかね。視聴者はLの意外な姿を見たいのか、Lらしさを見たいのか果たしてどっちだったのかとかも思いました。

まぁ、映画版「デスノート」は結末も含め、漫画版とは別世界と割り切ればいいんでしょうけども、それにしてもこれはどうなのかなぁとおもいました。特にL以外にもKだのFだの、アルファベットのコードネームを持つメンバーが出てきたことに一番違和感を覚えました。なんかこれのせいでLの存在が安っぽくなってしまった印象。急に一部登場人物が「Kです」って名乗りだしたときはなんかの悪い冗談かと思いましたよ。西尾維新のノベライズでもあったっけ？この設定。

あとはナンチャンのなんとも言えない存在感というか。何を思ってあのキャスティングだったのでしょうか？笑い担当？別に演技がうまいわけでもなく彼じゃなくてもよかったんじゃないのと。高嶋政伸も最初の登場は結構な巨悪なのかと思わせておいて、ただの小悪党だったし。なんか全体的にキャラの掘り下げが浅かった気がします。Lも含め。

まぁ、一番よかったというか、この映画の一番の見せ所は鶴見辰吾の死に様かなぁ。迫真の演技過ぎてセリフ何言っているかわかんねーし。あと、悪の組織の女性の人がかわいかったです。佐藤めぐみさん。

う〜んまぁそれくらいかなぁ。ちょっと、というかかなり消化不良な映画でした。最後にBOYの名前がつけられたときににやりとしてしまうくらいかなぁ。

あ、あと最も成功したスピンオフはアカギか闘将！拉麺男だよねとか思いました。