プロレス]マッスルハウス 6

そんな流れで夜の部のマッスルハウスです。前回賛否両論だった興行を受けての今回ですが、坂井の緊急入院もあって、いつも以上に大丈夫なのかなぁと思ったり。

会場についてみたらなんか変な感じの花道が。まぁ、逆に何も仕掛けがないほうがビックリするしなぁ。

試合はGENTAROと松永の城西VS城西国際という醜い争いを経て、1分間で勝負するレッドカーペット形式に。ここで次から次へといろいろなレスラーが登場するんだけども、まぁ、なんというか玉石混交というか石ばっかりなんだけども、突拍子のないメンバーばっかりでビックリした。

相変わらず学生プロレスのリングネームは下品でくだらねえなぁとか、すっかり愚連隊はレギュラーだねとか、ジャンボ菊おもしれーなーとか。サシミなのになぜかカニが頭に書いてある藤岡とか。学プロ勢の中では、あのブレイザーがやるロープ走ってのミサイルキックがちょっとグッと来ました。あとスト市と好勝負を繰り広げたBIMA君は、以前にロフトプラスワンでやっていたプロレスイベントでブッカーBと名づけられた彼じゃなかっただろうか。なんとなく見覚え、聞き覚えがあったんだけども。違ったらすいません。

まぁなんというか雑多な感じで勢いに押し切られてしまってなかなか楽しかったです。勝ったのはハチミツ二郎というまぁ意外のような納得できるような結果。学プロレジェンドである、ブランコ・オギーソとか出てこねえかなぁとかひそかに思っていたのですが出てきませんでしたね。

あと各所で書かれていますが、サソリというチョイスもなかなかくすぐられる感じでよかったですね。昔、女子プロ見ていたころに見たことあったかなぁ。スローモーション演出も以前みたいにクライマックスに持ってくるんではなく、ある意味、使い捨て的にここで。なんというか、以前までのフィニッシュホールドが繋ぎ技になってしまったような切なさを感じるなぁ。なんつって。いや、ホントはぜんぜんそんなこと思ってないです。むしろ、観客がスローモーションを期待する中、あえて裏切ってこういう場面で使っていこうという気概を感じました。

で、サソリが無事ベルト奪取と防衛。奇しくも昼のDDT興行と同様にレフェリーによる高速カウントがあったわけなのですが、こっちでももちろん客に大うけで、なんか対照的で興味深かったです。

そして西口プロレス勢登場。まぁ、本人たちが言うように存在が被っているのかもしれませんが、あんまりそういったイメージを持っていなかっただけに、見ている側としてはちょっと困惑。試合もまぁ何があるわけでもなく(もちろん小ネタはいっぱいあって、それは面白いのですが)、マッスル側が負けて終わり。正直、どうしたいのかよくわからない試合でした。

で、最後に蝶野登場。う〜ん、まぁこれも驚いたんだけども、正直鈴木みのるの焼き直し感はあったかなぁと。蝶野、明らかに試合する格好じゃなかったし。せめてあんなオヤジシャツじゃなくって黒っぽい服で来てくれよと。nMoにはにやっとしたけどね。しかしまぁ、あれで蝶野が1分で客をつかんだ云々については、せりふで説明しすぎだなぁ。みのるのキス&クライと比べてしまうと、ちょっとわかりづらかったと思います。あと、坂井にはうそだろうと本音だろうと「本気でやっている」といって欲しいんだけどなぁ。

とまぁ、いろいろ書きましたが、面白かったですよ。よくも悪くもマッスルはやる側も見る側も一度リセットする時期に来たのかなぁなんてのも思います。サプライズゲストもスローモーションも期待しない見方。そんなの無理なんだろうけども。やる側も今までの路線をエスカレートするだけでなく、また何かしらの新機軸を加えつつ、やっていくといいんじゃないかなぁと無責任に思いました。

今回は武道館の話はなかったなぁ。Perfumeは無事に武道館にたどり着いたけど、マッスルはまだちょっと時間がかかるかもなぁ。